「読書をしていると次第に疲れてきて、本に集中できなくなる」という悩みはありませんか?
実は、読書疲れには明確な原因があります。その原因を取り除き、正しい方法で読書をすれば、長時間集中して本を読み続けることもできるようになりますよ。
今回はそんな読書疲れの原因とその対処法についてお伝えします。
誰でもすぐに実践できて、かつ効果的な方法なので、ぜひ最後まで記事を読んで、今回紹介する方法を実践してみてください。
目次
読書が疲れる3つの原因
読書をしていて疲れるのは、大きく分けて以下の3つが原因です。
- 身体的な疲れ
- 神経の疲れ
- メンタルの疲れ
原因ごとに対策が違うので、まずは自分の読書疲れがどこから来ているのかを確認してみてください。
身体的な疲れ
読書をしていると疲れる一番の原因は、身体的な疲れによるものです。
読書をしていると本に集中してしまうので、つい同じ姿勢のままになります。試してみるとわかりますが、同じ姿勢のまま動かないというのは、予想以上に苦痛を伴います。
すると、次第に体が固まってしまい、それが疲労につながるのです。
神経(目)の疲れ
読書疲れは神経が原因で起こる場合もあります。
読書をしている時、普通はその本だけに視線を集中させますよね。つまり、目は一点だけをじっと見つめた状態になっているのです。
すると、目の周りの筋肉が凝り固まり、その周辺の神経にも大きな負荷がかかります。
イメージが難しい人は、今度本を読んでいる時にでも、目をぎゅっとつぶってみてください。目の奥がじんわりして、どれだけ目の神経を酷使しているのかを実感できるでしょう。
メンタルの疲れ
メンタルが原因で読書疲れを引き起こすこともあります。具体的には、悩み事や心配事を抱えている時などですね。
このような悩み事を抱えていると、読書中も頭の中はストレスで埋め尽くされがちでです。
ストレスがあると「こうやって本なんて読んでる場合か?」という考えが頭に残り続けるため、いつも以上に疲労が溜まりやすくなってしまうのです。
本を読み始めたばかりなのに疲れを感じるという場合は、実生活の中で何かしらトラブルや不安を抱えている可能性があります。
その他の原因:読書に慣れていない
ここまで読書疲れの3つの原因について解説をしてきましたが、その他の可能性として「そもそも読書に慣れていない」という原因も考えられます。
たとえば、これまでほとんど活字に触れてこなかった人がいきなり本を読もうと思っても、すぐに飽きてしまうでしょう。
新しいことに挑戦するということ自体がかなり負担の大きいことなので、読書慣れしていないことが疲れの原因の可能性もあるでしょう。
そのような場合は簡単な内容の本から始めて、少しずつ読書そのものに慣れていくのがおすすめです。
身体的な読書疲れを解消する方法
ここからは、前述した原因別に読書疲れを防ぐ方法や解消する方法をご紹介していきます。
まず「身体的な読書疲れ」への対策ですが、一定時間ごとに意識的に体を動かすようにしましょう。
小学生でも思いつくような対策ではありますが、やはり定期的にストレッチなどをして体をほぐすのが一番の対策です。
- 腕を頭の上で組んで、体を左右に倒す。(脇腹のストレッチ)
- 頭をゆっくりと上下左右に倒す(首周辺のストレッチ)
- 両肩にグッと力を入れて上にあげたあとに、力を抜いてストンと落とす(肩のストレッチ)
- スクワット(下半身のストレッチ)
ストレッチをお勧めしましたが、本を読んでいるとそもそも「ストレッチをすることを忘れる」場合が多いです。
そのため、30分や1時間でタイマーをセットし、アラームをストレッチ開始の合図にするのがお勧めです。
「読書の途中でタイマーを鳴らしたら集中力が途切れるのでは?」と思う人もいるかもしれません。
ですが、凝り固まった体で本を読み続けるよりは、定期的にリフレッシュして血の巡りをよくした状態で読書をした方が集中できますよ!
神経(目)による読書疲れを解消する方法
神経による読書疲れを解消するためには、定期的に目の周りの筋肉を動かすように意識することが大切です。
前述した「目をぎゅっと瞑る」というのも、目の周りの神経を緩める効果的な方法です。
その他には、目の周りを指で優しく押してあげたり、眼球だけを上下左右に動かしてみたりすると、目の周りがかなり軽くなりますよ。
また「ホットアイマスク」で目の周りを温めてあげることでも、眼精疲労をほぐすことができるので、あわせて使ってみてはいかがでしょうか?
メンタルによる読書疲れを解消する方法
悩み事などによるメンタルの読書疲れを解消する一番の方法は、その悩み事を解決することです。
ただ、仕事や人間関係の悩み事などを、そう簡単に解消するのは難しいのが現実でしょう。
そこでお勧めなのが「悩みごとを紙に書き出す」という方法です。
様々な研究で「人は悩み事を紙に書き出すだけでストレスが減る」ということが明らかになっています。
読書前に悩み事を紙に書き出してストレスを減らすことで、本に集中しやすくなります。
まとめ:読書疲れの3つの原因とその対処法
今回は、読書をしていて疲れを感じる3つの原因と、その原因別の対処法をご紹介しました。
改めて原因と対処法を振り返ってみましょう。
- 身体的な疲れ:タイマーをセットして、定期的にストレッチを行う
- 神経による疲れ:目を大きく動かす、目の周りを温める
- メンタルによる疲れ:悩み事などを紙に書き出す
読書疲れという文脈でお伝えした内容ですが、他にも勉強や仕事の集中力維持にも応用することができます。
ちょっとした工夫で、読書疲れをなくし、集中して本を読めるようになるので、ぜひ試してみてください。
もっと集中して本を読みたいけど、読書をしているとすぐに疲れちゃう…。1日中ぶっ続けで本を読めるくらい集中力を維持する方法はないかな?