ビジネス書などを読んで仕事の生産性を上げることが大切だと分かっているけど、目の前の仕事に追われ、仕事終わりには疲れ果てて読書どころではない…という人は多いでしょう。
この記事では、月に10冊以上は本を読む筆者の体験談を踏まえて、忙しいビジネスマンでも月に4冊(週に1冊)は本を読めるようになる方法をご紹介します。
もちろん、月に1冊でも本を読むのが目標という人にも役立つ内容なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
【オススメ順】読書の時間を増やす方法3選!
筆者が実際に試して、読書の時間確保に効果的だった方法を“オススメ順”に3つ紹介します。
1:本は購入したその日に読む
(オススメ度:★★★★★)
筆者が読書時間を確保するために試行錯誤をした中で、一番気に入っているのが「本は購入したその日に読む」を徹底することです。
具体的には、本を購入したらすぐに近くのカフェに入ってその本を読みきってしまう、という方法ですね。
一般的に、本を読むモチベーションが一番高いのは「本を購入した瞬間」です。つまり、その瞬間に本を読まなければ、だんだんと読む気力がなくなり、そのまま放置状態になります。
そもそも、なぜ本を読む時間を確保できないのかというと、「わざわざ時間を割いてまで読書をするモチベーションが湧かないから」です。
であれば、本を購入したモチベーションが一番高いタイミングで、一気に読破してしまえば良いのです。
ちなみに、本を読む場所はカフェでなくてもOKです。ただ筆者は、家だとダラダラしてしまうので、基本的にカフェで一気に本を読み終えるようにしています。
「本を読むたびにカフェに入るはお金の無駄」という人もいるかもしれません。ですが1冊数千円の本を未読のままにしておくよりも、数百円を追加投資をして、その本をしっかり読んだ方が良いと考えています。
前述したように筆者の場合、本を読みたいと思ったその日に読み終えないと、積ん読になる可能性が飛躍的に上がります。なので、購入したらすぐに本を読める「書店」で買うことが多いです。
書店に在庫がない本は、Amazonで注文することもありますが、そういう本を読むのはやはり意欲が下がりますね。
2:本を読む時間を決める
(オススメ度:★★★★☆)
続いて紹介するのは「本を読む時間を決める」という方法です。
この方法は、読書時間を確保するもっとも基本的な方法ではありますが、効果があります。
読書の時間を確保できないと悩む人の共通点に、読者習慣がないことが挙げられます。その状態で、「いつか本を読む時間を取ろう」と思っても、実現は難しいでしょう。
なので、「いつか読書をする時間を取ろう」と考えるのではなく、強制的に読書時間を決めてしまう方が、読書時間を確保しやすいです。
毎日、朝起きてから仕事に行くまでの間で読書をしよう!
なお、読書がはかどる時間帯はある程度決まっているので、余裕があれば以下に紹介するタイミングで読書を行うのがオススメです。
朝 仕事前 |
朝に読書をすることで、「自分は朝から頑張っている!」という感情に浸れます。自信にも繋がり、一日中良い気分で過ごすことができるでしょう。また、朝は誰にも邪魔されることがないので、集中して読書ができるのも大きなメリットです。読書の時間を確保することはもちろん、自分の幸福度をあげ、仕事のパフォーマンスアップにもつながるなど、多くのメリットを享受できますよ! |
通勤中 | 中には、片道1時間ほどを通勤に使っているという人もいるでしょう。電車で周りを見渡すと、スマホでゲームをしている人も多いですが、その時間を読書に充てるだけでライバルと圧倒的な差をつけることができます。「満員電車で本を読むスペースなんて無い」という人は、耳にイヤホンをつけるだけで自動的に読書ができる「オーディオブック」の活用がオススメです! |
帰宅中 | 仕事から帰る際の電車の中も読書時間として適しています。場所にもよりますが、基本的に朝の通勤ラッシュよりは混雑していないはずなので、本で読書をするなら帰宅中の方が向いていますね。ただし、仕事で頭を使っているため、朝に比べて集中力が減るので、難しい内容の本は避け、ある程度知識のあるジャンルなどスラスラ読める本を読むと良いでしょう。 |
寝る前 | 筆者が一番オススメする読書タイミングがこの「寝る前」です。よく知られているように、睡眠前の内容は記憶に残りやすいので、インプットの効率が良いです。また、本を読んでいると体の興奮が引いて睡眠に適した状態になるので、睡眠の質向上にも繋がりますよ。ただし、テンションの上がる内容の本や、ハラハラドキドキする小説などは睡眠の妨げになるのでできるだけ控えましょう。 |
上記のタイミングでそれぞれ30分、読書をすることができれば、1日で2時間もの読書時間を確保することができます。
一般的なビジネス書であれば、長くても10時間もあれば読破できるはずです。なので、土日を除いた平日だけでも「週に1冊の読書(月4冊)」ができるようになるわけですね。
一月で4冊。一年で48冊もの本を読めるようになれば、数年後のあなたの仕事効率は劇的に変わります。
必ずしも上記のすべてのタイミングで読書をする必要はないですが、あなたのライフスタイルに合わせて「読書をする時間」を決めてみましょう。
3:細切れ時間を利用する
(オススメ度:★★★☆☆)
「細々としたタスクが多くて、まとまった時間が取れない」という人は、ぜひ細切れ時間の利用を考えてみましょう。
読書の時間が取れないと悩んでいる人の中には「1時間くらいの余裕がないと本が読めない」と思っている人もいます。
ですが、よく考えると「15分」を4回確保すれば、1時間分の読書時間を確保することができます。
本は一気に読まなければいけないという固定観念を外して、「こまめに本を読む」というのも読書時間を確保するために有効な方法の一つです。
ただし、『1、本は購入したその日に読む』の見出しで紹介したように、本を読むまでの時間があけばあくほど、読書のモチベーションは下がっていきます。
そのため、まとまった時間が取れる人は読書時間を確保して、一気に読破するほうが読書方法としてはオススメです。
どうしてもまとまった時間が取れない人は、細切れ時間の有効活用と併せて「この本はいつまでに読み終える」といった期限も設けて、読書のモチベーションを維持しましょう。
筆者も実践している読書時間の確保術 まとめ
今回は、筆者も実践している「読書時間を増やす方法3つ」を紹介しました。最後にもう一度、この記事で紹介した方法をまとめます。
- 本は購入したその日に読む(オススメ度:★★★★★)
- 本を読む時間を決める(オススメ度:★★★★☆)
- 細切れ時間を利用する(オススメ度:★★★☆☆)
上記の内容はあくまで筆者にとって効果的な方法なので、ライフスタイルや読書への興味度によって、ベストな方法は変わってくるでしょう。
ですが、特に①の「本は購入したその日に読む」という方法は、読書時間の確保はもちろん、本の内容の理解も進むので、読書体験全体の効率を上げることができます。
まだ試したことがないという人は、ぜひ「本は購入したその日に読む」という方法を試してみてください!
「仕事の効率を上げるために読書をしようと思ったけど、本を読む時間がなかなか取れない…」