読書をしているとだんだん体がカッと熱くなり、ウトウトしてしまう人は多いでしょう。「自分はなんて集中力がないんだ」と自己嫌悪してしまう人もいるかもしれません。
ですが、本を読んでいて眠くなるのは、決してあなたの集中力の問題ではありません。そもそも読書という行為自体が、ある程度眠気を誘うものなのです。
ただ、せっかく読書をするのであれば、クリアな頭で集中して本を読みたいですよね。
そこでこの記事では、最初に「読書をしていると眠くなる原因」を解説します。その上で、眠気に負けずに読書を続けるコツを紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
僕も読書が好きな方ではありますが、本を読んでいていつの間にか寝ていた…という経験はよくあります。
でもこの記事で紹介する方法を使うと、眠気を感じずに長時間本を読めるようになったので、ぜひあなたにも実践してみて欲しいです。
目次
読書をしていると眠くなるのはなぜ?
読書をしていると眠くなる原因は、大きく分けて3つあります。
1、単調な作業だから
本を読んでいて眠くなる一番の理由は、本を読むという行為が単調な作業だからです。
読書は、本に書いてある文字を上から下に目で追い続ける行為の繰り返しです。このような単調な作業を続けていると、刺激がないので次第に眠気が襲ってきます。
本の内容を理解するために多少は頭を使いますが、それでも単調な作業を繰り返していると眠くなるのは必然です。
2、本の内容に興味がない
本を読むと眠くなるという悩みは、特に読書を始めたばかりの人にありがちです。そういう人に共通するのは、人から勧められて本を読んでいることです。
よくあるのが、職場の上司や先輩に「この本、めっちゃいいから読んでみなよ」と勧められるパターン。
上司から勧められた本なので読まないわけにもいかない。でもいざ読書を始めると、すぐに眠くなって困る、という経験はありませんか?
人の興味は人それぞれです。上司や先輩にとって面白かった本が、あなたにとっても面白いとは限りません。
にも関わらず、面白くない本を義務感で読もうとすれば、眠くなるのは当然です。
3、座って読書をしているから
読書をする時、普通は椅子などに座って本を読みますよね。ベットに寝っ転がって本を読む人もいるかもしれません。
そのような体勢で本を読んでいれば、そのうち眠くなるのは必然です。
眠くならない読書のコツ
ここからは、眠くならない読書のコツをご紹介します。ここで紹介する方法を使えば、すっきりしたクリアな頭で集中して本を読むことができるようになりますよ。
1、興味のある内容の本を読む
前述したように、読書中に眠くなる原因として本の内容に興味がないからというものがあります。
僕も読書は好きですが、興味がない内容の本を読んでいると、5分もしないうちに眠くなってきます。
なので、読書は基本的に自分が興味のある内容の本を選びましょう。
原因のところで紹介したように、上司などから勧められて、どうしても興味のない分野の本を読まなければいけないこともあるでしょう。
その際は、本を読むのを諦めましょう。その代わり、[書籍名+要約]でググってください。
よほどマイナーな本でもない限り、今の時代であれば、ネットでその本の要約や解説が見つかるはずです。
そこで紹介されている内容がほとんどの場合、その本のポイントなので、そこだけ押さえて「こういうところが勉強になりました!」と上司に報告しましょう。
2、立って本を読む
人は立ちながら寝ることはできません。なので、立ちながら本を読むことで、眠気を抑えることができます。
余裕があれば、軽くストレッチをしたり、足踏みをしながら本を読むと、より眠気を吹き飛ばすことができます。軽い運動は脳を活性化させるので、読書効率を高めることにも繋がりますよ。
立ちながら本を読んでも眠気が襲ってくる場合は、読書のせいではなく、根本的な寝不足の可能性が高いです。その場合は素直に睡眠時間を確保して、寝不足の解消に努めましょう。
読書はとても大切ですが、睡眠の方がもっと大切です。
3、20分寝てから本を読む
本を読んでいて襲ってくる眠気はとても強烈ですよね。根性でなんとかしようとしても、耐えることは難しいでしょう。
なので、本を読んで眠くなる場合は、いっそのこと20分くらい仮眠をとってから、改めて読書を再開するのがオススメです。
少し難しい話になるのですが、人の体はウルトラディアンリズムといって、90分の活動期と20分の休息期を繰り返しています。
眠気が襲ってくるのは20分の休息期のタイミングなので、ここを過ぎれば眠気は自然と引いていくのです。
なので読書をしていて眠くなった時は、眠気のピークとなる休息期に仮眠を取ってやり過ごすと、すっきりした頭で読書を楽しむことができるようになりますよ。
読書中の眠気を逆に利用するという選択肢も
ここまでは、読書中の眠気にどうやって対抗するかという方向性で話を進めてきました。
ただ、読書中に襲ってくる眠気を逆に利用するという考え方もあります。つまり、夜寝る前に本を読み、眠くなったタイミングで布団に入るという考え方です。
元々、寝る前の読書はスムーズに寝付く方法として、取り入れている人が多い方法でもあります。
関連:グッスリ眠れて頭も良くなる!寝る前の読書がもたらす3つの効果とは?
「読書をしていると眠くなる=悪いこと」というイメージを変えて、睡眠の質をよくするために読書をすると考えてみてはいかがでしょうか?
「読書で眠くなること=良いこと」とポジティブに捉えられるようになるので、読書に対する苦手意識も減らすことができるでしょう。(ついでに睡眠の質も良くなるというおまけ付きです!)
まとめ:眠気の原因と眠くならないコツ
今回は、読書中に眠くなってしまう原因と、眠くならない読書のコツをご紹介しました。最後にもう一度、おさらいしておきましょう。
- 単調な作業だから
- 本の内容に興味がないから
- 座って読書をしているから
- 興味のある内容の本を読む
- 立って本を読む
- 20分寝てから本を読む
最初にも言ったように、本を読んでいて眠くなるのは人間のメカニズムとして自然なことです。決してあなたの集中力の問題ではありません。
また、読書で眠くなることを逆手にとって、夜寝る前の睡眠導入剤として読書を活用するという考え方もあります。
この記事をきっかけに、「読書中に眠くなる=悪いこと」というイメージを払拭してもらえたら嬉しいです。
「読書をすると、すぐに眠くなる。どうしたら眠気に負けずに、集中して本を読めるようになるのかな?」