「読書は最高の自己投資」という言葉もあるように、読書に様々なメリットがあることは広く知られています。
ですが一方で、「たくさん本を読んでいるのに、自己成長につながらない」という悩みを抱える人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、アメリカの元大統領エイブラハム・リンカーンの逸話を元に、自己投資につながる本の読み方をご紹介します。
この記事の内容を意識すれば、読書による自己成長が加速します。ぜひ最後まで読んでみてください。
読書を自己投資につなげる本の読み方
まずは、読書をしっかりと自己投資につなげる本の読み方を紹介します。これからお伝えする2つのポイントを意識するだけで、効率的に自己成長につなげることができますよ。
1、本を読む理由を明確にする
読書と聞くと「どうやって読むのか」に意識が向きがちですが、それ以上に大事なのが「何を読むか」です。
つまり、「なぜその本を読むのか」という理由を明確にすることが、読書を自己投資につなげる第一歩となります。
たとえば、あなたが「速読のやり方」を知りたいと思っているのに「ゆっくりと正確に本を読む方法」という本を読んでも意味がないですよね。
確かに目的のない読書をしても、いつか役に立つかもしれない知識を手に入れることができます。ただ、その「いつか」がやってくることはほとんどありません。
投資とは、費やしたコスト以上の見返りを得る行為です。そのためにも、まずは本を読む理由を明確にした上で、その目的につながる内容の本を読むことが大切です。
2、本の内容を1つだけ実践する
読書を自己投資につなげるためにオススメなのが、本の内容を1つだけ実践するという方法です。
「読書をしただけでは意味がない。本の内容を実践して初めて意味がある」という話があるように、読書内容を実践するのは大前提の考え方です。
ただ、本に書いてある内容を”全て”実践することが、果たして本当に可能でしょうか?よほどの天才でもない限り不可能ですよね。
本に書いてある内容を全て実践しようとすると、何から手をつけて良いのかわからず、結局1つも実践しないということになります。
なので最初から「全てを実践しよう」と思わずに、その本で学んだ内容を1つだけ実践するという考え方をしてみましょう。
10の知識を得て全く行動しないよりは、1の知識を得て1つ行動をした方が、自己投資としては効率的ですよね。
「1つだけ行動をする」という習慣を身につけて、実践することに慣れてきたら、2つ、3つと実践する行動の数を増やしていけば良いのです。
あえて自己投資を考えずに読書をするのもアリ!
ここまでは、読書を自己投資につなげる本の読み方を紹介してきましたが、必ずしも全ての読書を自己投資につなげる必要もありません。
たとえば、以下のような場合は自己投資という考えを捨てて、単純に本を読むことを楽しんだ方が良いでしょう。
- まだ本を読むのに慣れていない場合
- 小説など娯楽目的で本を読む場合
なぜこれらのパターンでは、自己投資と言う考え方を捨てた方が良いのか。その理由をそれぞれ詳しく紹介します。
まだ本を読むのに慣れていない場合
自己投資の考え方を忘れた方が良い1つ目のパターンは、本を読むのに慣れていない場合です。
読書の習慣がない人は、いきなり読書を自己投資につなげようと考えると、本を読むこと自体が面倒になってきてしまいます。
すると、本を読むこと自体が苦痛になり、読書内容を実践するどころか、読書すらしなくなってしまう可能性が高いでしょう。
ときには、自己投資などを考えずに「好きな本で読書に慣れる」ことから始めるのも良いですね。
小説など娯楽目的で本を読む場合
小説など娯楽目的で本を読む場合も、自己投資と言い考え方を忘れて、単純に「楽しむため」だけに本を読みましょう。
小説などは、自分の生活に生かすのではなく、その本を読むこと自体が目的です。
「今月10冊読む」と決めて無理やり本を読むよりも、4冊(週1)くらいで良いからゆったりと読書を楽しんだ方が有意義ですね。
ビジネス書ばかりだと、実践しなければと自己投資に繋げなければというプレッシャーを感じますし、小説だけだと直接的な自己成長にはつながりづらいです。
なので、どちらか一方ではなく、ビジネス書などの実用目的の読書と、小説などの娯楽目的の読書をバランスよく取り入れるのがオススメです!
これは僕の持論ですが、ビジネス書は「頭の栄養」で小説は「心の栄養」と考えています。食事と同じで栄養を偏らせずにバランスよく摂取するのが、健康の秘訣だと思いませんか?
読書のための自己投資から始めよう
自己投資を目的に読書をするなら、最初に「読書を効率的に行うための読書」を行いましょう。
読書の仕方を学ぶと、自己投資の効率が4倍に!
たとえば、1冊の本を読むのに4時間かかるAさんと、1時間で読み終えるBさんを比べた場合、BさんはAさんに比べて4倍の速度で自己成長を行うことができる計算になります。(あくまで単純計算をした場合の話ですが。)
ほかにも、自分の成長につながる本を10冊に1冊の割合で見つけるCさんと、2冊に1冊は良書を選ぶことができるDさんでは、自己成長のスピードが5倍も変わることになります。
このように、最初に効率的に読書をする方法を身につけることができれば、そのスキルを生かしてどんな分野でも読書によって圧倒的なスピードで自己成長することができるようになるのです。
リンカーンに学ぶ自己成長の秘訣
もし8時間、木を切る時間を与えられたら、そのうち6時間を私は斧を研ぐのに使うだろう。
これはアメリカの元大統領、エイブラハム・リンカーンが残したとされる逸話です。
この逸話が説いているのは、「何らかの作業をする際は、その作業を効率的に行うための準備にこそ時間をかけるべき」ということです。
勉強を効率的に行いたいなら、まずは効率的な勉強法の勉強をする。自己投資のために読書をするなら、まずは読書を効率的に行うための自己投資をする。
ということで、読書を自己投資に繋げたい人は、ぜひ「読書を効率的に行うための方法」から学び始めるのが良いでしょう。
実際は、リンカーンが前述した言葉を発したという事実はないみたいですね。逸話として作られたお話なのかもしれません。
まとめ:【アメリカ大統領に学ぶ】4倍速で読書を自己投資につなげる秘訣!
今回は自己投資につながる読書の仕方に焦点を当てて、本の読み方やポイントをご紹介しました。
特に最後に紹介した、まずは「読書を効率的に行うための読書をする」という部分は是非とも実践してみてほしいです。
僕自身、たくさんの読書術(速読、精読、本の選び方、読書のアウトプット方法、記憶術などなど)を最初に学んだことで、読書から得られるインプット量が劇的に多くなった実感があります。
- 速読:読書の技法(佐藤優)
- 精読:遅読家のための読書術(印南 敦史)
- 記憶術:読んだら忘れない読書術(樺沢紫苑)
- 本の選び方:大人のための読書の全技術(斎藤孝)
またこのブログでも、読書に関する様々なノウハウや考えを発信しているので、この機会にぜひもう1記事読んでもらえると嬉しいです。
「読書をもっと自分の成長に繋げたい!」
「読書を自己投資につなげる本の読み方を知りたい。」