【読書で教養は身に付く?】勘違い野郎にならないための読書術

こんな人にオススメの記事です

「本を読んでも賢くなった気がしない…。読書をすることで教養が身に付くって本当なの?」

「読書をして教養を身に付けなさい」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。ですが、本を読んでも教養が身に付た気がしないとお悩みの方も多いのでは?

そもそも「教養」という単語自体が、意味のつかみにくい言葉ですよね。

そこでこの記事では、「そもそも教養って何?」というところから始め、「読書で本当に教養が身に付くのか」という話の核心に迫ります。

読書と教養の関係を知りたい人は、ぜひ最後までこの記事を読んでみてください!

そもそも教養ってなんだろう?

そもそも、「教養」とは何を指すのでしょうか?

教養という言葉を聞くことはあっても、あらためて「教養ってなんですか?」と問われると、意外と答えられない言葉ですよね。

先に結論を言っておくと、教養とは私たちが最低限持っておくべき知識や常識のことです。

「教養」をWikipediaで調べてみると、以下のように定義されています。

教養(きょうよう)とは個人の人格や学習に結びついた知識や行いのこと。これに関連した学問や芸術、および精神修養などの教育、文化的諸活動を含める場合もある。

引用:Wikipedia -教養

うーん…、何を言っているのかよく分からないですね。

ですが、この解説の下にもう少し分かりやすい説明が載っていました。

一般に、独立した人間が持っているべきと考えられる一定レベルの様々な分野にわたる知識や常識と、古典文学や芸術など質の高い文化に対する幅広い造詣が、品位や人格および、物事に対する理解力や創造力に結びついている状態を指す。

引用:Wikipedia -教養

ごちゃごちゃと書いてありますが、「一般に、独立した人間が持っているべきと考えられる一定レベルの様々な分野にわたる知識や常識」という部分に注目すると、理解しやすいでしょう。

つまり教養とは、私たちが最低限持っておくべき知識や常識と定義できますね。

読書は教養を身に付けるのに役立つ!

次に気になるのが、読書によって教養は身に付くのかという点です。結論から言うと、読書は教養を身に付けるのに役立ちます。

なぜなら本を読むことで、一定レベルの知識や常識を学ぶことができるからです。

例えば、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』で日本の歴史を学んだ人もいるでしょう。『三国志』を読んで中国の歴史に関する知識を身に付ける人もいます。

厳密に史実通りの知識が学べると言うわけではないですが、その時代の人物関係や時代背景を本から得ることはできます。

そもそも読書自体が私たちに知識を授けるものなので、当然、一定の知識や常識といった教養も身に付けることができるわけです。

必ずしも読書が教養に結びつくとは限らない

とはいえ、必ずしも読書だけが教養を身に付ける手段ではないということは、しっかりと覚えておきましょう。

この事実を忘れると、上から目線の勘違い野郎になってしまう可能性があります…。

むしろ私たちの教養の多くは、子供の頃の学校教育で学ぶことが多いのではないでしょうか?以下に代表例を挙げてみましょう。

学校で学ぶ主な教養
  • 漢字(国語)
  • 有名な文学作品(国語)
  • 四則演算:足し算、引き算、掛け算、割り算(算数)
  • 日本、世界の地理や歴史(地理、日本史、世界史)
  • 物質の性質(物理、化学)
  • 基本的な料理の作り方(家庭科)
  • 集団での振る舞い方(学校生活の中で学ぶ)

etc…

「今の教育は古い」みたいな議論もありますが、それはさておき、私たちは教養の多くを学校生活を通して学んできているはずです。

ここでは学校教育で身に付く教養を例にあげましたが、家庭のしつけなど、読書以外で身に付く教養もたくさんあります。

※むしろ、これらの過程で身に付く教養に比べれば、読書で身に付く教養はほんの少しと言って差し支えないでしょう。

教養を振りかざすのは教養のない人…

前述した内容をまとめると、「読書で教養を身に付けることはできるが、読書だけが教養を身に付ける手段ではない」ということです。

たまに、「俺はたくさん本を読んでいるから、教養がある!」と豪語する人もいますが、客観的にみて「自分は教養がある!」と大声で叫ぶ人に教養があるとは思えないですよね…。

  1. 「俺は教養がある!」と自慢ばかりする人
  2. 教養を持ちながらも、それを見せびらかさない人

あなただったら、どちらの人に憧れるでしょうか?少なくとも私は、後者の方が格好良いと感じますし、憧れを抱きます。

もっと言うと、仕事ができたり、人望が厚かったりするのは、得てして後者のタイプであることが多いです。

これは個人的な意見ですが、教養を振りかざす人ほど教養が無い人間のように感じます。あなたはどう思いますか?

まとめ:読書で教養は身に付くのか?

今回は、読書と教養の関係について、筆者の意見も交えつつご紹介しました。

この記事で紹介した3つのポイントを、改めて確認しましょう。

  • 教養とは、私たちが最低限持っておくべき知識や常識のこと
  • 読書は教養を身に付けるのに役立つ
  • 読書だけが、教養を身に付ける手段ではない

この3つのポイントを押さえることで、周りから信頼される「本当の教養のある人」になることができます。

「読書をしている=偉い」と勘違いして、周りの人から嫌われないようにするためにも、謙虚に読書を楽しみたいものですね。

 

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読月詠人(よみづきえいと)
当ブログを運営している読月詠人(よみづきえいと)です。ビジネス書と小説を7:3くらいの割合で読んでいる人。月10冊以上を読む読書家だが、そこで得た知識を仕事や実生活に活かすのが下手なのが悩みでした。そんな悩みを解決するため試行錯誤を繰り返し「知識から知恵へ昇華する」をコンセプトにした読書術を発信中!仕事にプライベートにもっと豊かになりたい人を応援します!