【その読書は無駄?】『ジャンル別』に読書がもたらすメリットを紹介!

こんな人にオススメの記事です

「最近、本を読もうと思い始めたんだけど、読書にはどんなメリットがあるんだろう?」

「読書には様々な効果があるって聞くけど、本当なの?」

この記事では、読書をすることで得られるメリットについてご紹介します。この内容を読むことで、ますます読書欲を掻き立てられるでしょう。

とはいえ、この記事で解説するまでもなく、読書に色々なメリットがあるのはあなたもすでにご存知なはず。

なので、今回はただ読書のメリットを紹介するだけではなく、「本のジャンル別」という切り口でより詳細に読書のメリットを紹介します。

すでに読書を楽しんでいる人も、これから読書習慣を身につけようとしている人も、ぜひ最後まで読んで「効率的に読書のメリットを享受する方法」を学んでいきましょう。

【一般論】読書がもたらす数々のメリット

まずは、世間一般でもよく聞く「読書のメリット」をざっと挙げてみましょう。

読書のメリット
  • 脳が活性化する
  • コミュニケーション能力が身につく
  • 知識・語彙力が増える
  • 仕事の生産性が上がる
  • ストレスの解消になる
  • 教養が身につく

などなど。

ざっと挙げただけでも、読書には様々なメリットがあることがわかります。

ですが「読書をしたからといって、上記のようなメリットがすべて得られるというわけではない」ということは覚えておく必要があります。

実は本のジャンルによって、得られるメリットが変わってくるのです。

自分が得たいメリットに合わせて、読む本のジャンルを選ぶ

たとえば、あなたが「仕事の生産性を上げる」という目的で読書をしようと思ったら、どんなジャンルの本を読むでしょうか?以下の選択肢から選んでみてください。

  1. ビジネス書
  2. 自己啓発書
  3. 小説
  4. 歴史書・古典

おそらく多くの人が『1、ビジネス書』を選びます。時点で『2、自己啓発書』といったところでしょうか?

逆に、「心を落ち着けたい・リラックスしたい」という目的で読書をする場合は、『3、小説』を選ぶ人が大半です。

つまり、本を読んだからといって前述したようなメリットを無条件に得ることはできないのです。あなたが得たいメリットに応じて、読む本のジャンルを選ぶ必要があります。

そこで次の章からは読書がもたらすメリットを、上記のジャンル別に紹介していきます。

「ビジネス書」によって得られる読書のメリット

ビジネス書とは、主に仕事で使える具体的なノウハウなどを紹介した本のことを指します。

ビジネス書を読むことで得られる主なメリットは、以下の通りです。

ビジネス書を読むことで得られるメリット
  1. 仕事の生産性が上がる
  2. 知識・教養が身につく
  3. 脳が活性化する

ビジネス書を読むメリット1:仕事の生産性が上がる

ビジネス書を読むことで、仕事の生産性を上げることができます。

特にビジネス書は、後述する自己啓発書とは違い、その本を読んだ瞬間に実践できる具体的なノウハウが紹介されることが多いです。

つまり本に書いてあるノウハウを、そのまま自分の仕事に取り入れるだけで、生産性を何倍・何十倍と高めることができます。

ビジネス書を読むメリット2:知識・教養が身につく

ビジネス書を読むことには、知識・教養を身につけるというメリットもあります。

たとえば、あなたがこれから「営業」の仕事をするとしましょう。その場合、営業に関するビジネス書をいくつか読めば、営業の基本は身につけることができるでしょう。

もちろん、本を読むだけで営業ができるようになるとは限りませんが、少なくとも「基本的な知識・教養」を身につける上で、ビジネス書は有用です。

ビジネス書を読むメリット3:脳が活性化する

脳が活性化するというのも、ビジネス書を読む大きなメリットですね。

「この内容をどうやって仕事に活かそうか」と考えながら本を読む必要のあるビジネス書は、様々なジャンルのなかでも特に脳を使うジャンルと言えます。

逆に脳を働かせることなく、受け身でビジネス書を読んでいる場合は、少し読書への取り組み方を改めたほうが良いでしょう。

「自己啓発書」によって得られる読書のメリット

自己啓発書とは、人生の成功法則などを説いた本のことを指します。

自己啓発本を読むことで得られる主なメリットは、以下の通りです。

自己啓発書を読むことで得られるメリット
  1. 自分に自信が持てるようになる
  2. 自分の視野が広がる
  3. コミュニケーション能力が身につく

自己啓発書を読むメリット1:自分に自信が持てるようになる

自己啓発書を読むことで、自分に自信が持てるようになります。

自己啓発書は「成功者の哲学」という側面を持つので、その内容を吸収することで「自分が成功に向かって進んでいる」という感覚を手に入れることができます。

また、今の時代は特に「不安定」な世の中なので、自己啓発書を読むことで自分なりの生き方の軸を手に入れることができる点も、自信につながります。

自己啓発書を読むメリット2:自分の視野が広がる

自己啓発書には、自分の視野が広がるという効果もあります。

自己啓発書を読むとわかりますが、実は自己啓発書に書いてある内容は「言われれば当たり前」のことがとても多いのです。

しかし、当たり前すぎて普段は意識できていないことがどれほど大事なのかを、自己啓発書は教えてくれます。

自己啓発書を通して、先人の知恵に触れることで、「こんな考え方もあるのか」と、視野を広げることができるようになるのです。

自己啓発書を読むメリット3:コミュニケーション能力が身につく

前述したように、自己啓発書の内容は「当たり前すぎて、普段意識をしないこと」が大半です。

たとえば、「等身大の相手を見る」「相手の名前を覚える」といった内容が自己啓発書では語られますが、普段の生活で意識するのは意外と難しいもの。

このような気づきを得ることで、相手に対して素直に向き合うことができるようになり、結果的にコミュニケーションが円滑になります。

「小説」によって得られる読書のメリット

ここでいう小説とは、ビジネス書のように何か目的意識があって読むのではなく、娯楽としての読書本のことを指します。

小説を読むことで得られる主なメリットは、以下の通りです。

小説を読むことで得られるメリット
  1. コミュニケーション・共感力が身につく
  2. リラクゼーション、ストレスの解消
  3. (読む本によっては)知識・教養が身につく

小説を読むメリット1:コミュニケーション・共感力が身につく

一つの物語の中で、時にワクワクし、時に悲しんだりできるのが、小説の魅力の一つです。

このような小説を読むことで、自然と感情表現が豊かになり、コミュニケーション能力や共感する力を身につけることができます。

また、自分の好きな小説を相手も好きであるとわかった瞬間、その人に親近感を覚えるものです。そういう意味で、相手と仲良くなるきっかけをもたらしてくれることもありますよ。

小説を読むメリット2:リラクゼーション、ストレスの解消

イギリスにあるサセックス大学が発表した研究によると、読書をすることでストレスを約1/3に軽減することができるそうです。

特に娯楽として楽しめる小説は、ストレスを解消し、心を落ち着かせるのにうってつけのジャンルと言えます。

関連:グッスリ眠れて頭も良くなる!寝る前の読書がもたらす3つの効果とは?

小説を読むメリット3:(読む本によっては)知識・教養が身につく

読む本にもよりますが、小説は知識や教養を身につけるのにも役立ちます。

例えば筆者は最近、知念実希人(ちねんみきと)さんの『レゾンデートル』という小説を読んだのですが、その小説の中にあった”とある病気”の内容は、一つの知識として為になりました。

※ネタバレのために、詳しいことは伏せます。

他にも、最近テレビドラマでも大人気の『半沢直樹』シリーズも、銀行内の慣行や仕組みなどの背景が説明されていて、知識の幅が広がりました。

こういった小説は、作家が持っている業界知識が反映されていたり、その小説を書くために綿密に調査をした上で書かれている場合が多いです。

そのような業界知識はある程度、共有しておかないと読者が話に入り込めないので、かなり丁寧に描写されています。

そのため、自分の仕事や生活に直結はしないものの、小説の題材になっている業界の内容などが、知識・教養として学べるのも、小説ならではのメリットです。

「歴史書・古典」によって得られる読書のメリット

歴史書・古典とは、主に昔から名作とされ、読み継がれている本のことを指します。

歴史書・古典を読むことで得られる主なメリットは、以下の通りです。

歴史書・古典を読むことで得られるメリット
  1. 知識・教養が身につく
  2. 将来をより正確に予測できるようになる

歴史書・古典を読むメリット1:知識・教養が身につく

歴史書・古典を読む一番のメリットは、知識や教養が身につくことです。

社会人になってから、「学生時代にもっとしっかり勉強しておけばよかった」と感じた経験は、誰しもあるでのではないでしょうか?

学生時代は「こんな勉強が将来なんの役に立つんだ」と思っていたことが、社会人になって意外と求められる機会は多いもの。

そんな時は、歴史書や古典を読むことで、手っ取り早く社会人に最低限求められる教養を手に入れることができますよ。

歴史書・古典を読むメリット2:将来をより正確に予測できるようになる

「歴史は繰り返す」という”ことわざ”があるように、歴史を学ぶことで時代の変化や、自分の将来をより正確に予測できるようになります。

特に、時代の流れが非常に早くなってきている現代を生きる私たちにとって、過去の出来事から将来的に起こり得ることを予測する力は、身に付けておいて損がないはずです。

まとめ:【ジャンル別】読書がもたらすメリット

今回はよく言われる読書のメリットについて、もう一歩踏み込んで「ジャンル別」に読書のメリットをご紹介しました。

本のジャンル 主なメリット
ビジネス書
  • 仕事の生産性が上がる
  • 知識・教養が身につく
  • 脳が活性化する
自己啓発書
  • 自分に自信が持てるようになる
  • 自分の視野が広がる
  • コミュニケーション能力が身につく
小説
  • コミュニケーション・共感力が身につく
  • リラクゼーション、ストレスの解消
  • (読む本によっては)知識・教養が身につく
歴史書・古典
  • 知識・教養が身につく
  • 将来をより正確に予測できるようになる

今回の記事で紹介したように、一言で「読書」といっても、どのジャンルの本を読むかによって得られるメリットは変わります。

もちろん、ジャンルを問わず読書をすること自体のメリットもたくさんあります。

ですが、仕事が忙しかったりすると、読書をする時間をがっつり確保するのは難しいのが現実です。

なので今回の内容を参考にしながら、「自分が求めるメリット」を得られるジャンルの本を読み、効率的に読書のメリットを享受しましょう!

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読月詠人(よみづきえいと)
当ブログを運営している読月詠人(よみづきえいと)です。ビジネス書と小説を7:3くらいの割合で読んでいる人。月10冊以上を読む読書家だが、そこで得た知識を仕事や実生活に活かすのが下手なのが悩みでした。そんな悩みを解決するため試行錯誤を繰り返し「知識から知恵へ昇華する」をコンセプトにした読書術を発信中!仕事にプライベートにもっと豊かになりたい人を応援します!